第１９２８項「どんなに想ってみても」

こんばんは、series500です。

３月１１日・・・東日本大震災から１年。
１年経った今、あの震災を、この１年を、どう捉えるべきなのか、自分には正直分からないでいます。
色々考えてみても、どうもパズルの最後のピースを満たさないような思いです。
この震災を被災地外の人間が軽々しく想うことに何かしらの違和感があるというのか、無意識に他人事と感じてしまっているのか、上手く言葉では表現できないんですけど、どういう心境でいるのが正しい（？）のか・・・
率直な気持ちとして、亡くなった多くの方の御冥福を祈り、被災地の復興をもって全ての被災された方の平穏を望みつつ、そのために本当に僅かな義援金を出すくらいしかできていない自分がいて、何を言っても、何を思っても綺麗事にしかならないような気がします。
ならば無関心なら良いのかといえば、そうでもないのは当然に明らかで、じゃあ我々の立ち位置はどこにあるのか、そういう迷いが最近特に生じるようになりました。
世論には（一部かもしれないけど、）あらゆる動きに対して綺麗事だと一蹴する声もあります。
確かに一理あるのだろうとも思うのです。
まるで他人事のように軽々しく被災地を語ることもあって、そんな世の中の綺麗事が被災地を苦しめることもあるのかもしれません。
けど・・・（ずぅーっと前に書いたとおり）世の中から綺麗事がなくなったら、人間はどうなるんでしょうね。
”綺麗事”を”綺麗事”だと片付ける、自分と考え方の違う人間なんかをイチイチ気にする必要はないんだろうし、自分は自分の”心”に従えば良いのだと思いながら今日を迎えました。

あの日、遠くで起きている巨大地震と、自分のところで揺れている地震が同じ地震なのだと理解するまでに時間がかかる・・・こんなことが現実にあるのかと思っていたら、津波がそれ以上に衝撃的な映像としてＴＶに映し出され、ただただＴＶの画面を見つめるしかありませんでした。
その後の原発事故、電力問題・・・今なお全国レベルで続く地震の影響が１年経ったことを実感させてくれません。
本当に大震災だったんだなと痛感します。
一方、あの日が日本を、日本人を変える（変えた）と去年の春ごろには言われていたけど、「熱しやすく冷めやすい日本人の気質で一気に風化しているんじゃないか？」と思うこともあり、やっぱり風化させないことが長期的に求められる大きな課題だと思います。
歴史的事実として伝えることは簡単でも、それを追体験のように伝えていくことは非常に困難。
でも、大切なことです。
私だって、我々だって生きているうちには大きな地震や津波に遭うに違いないのですから。

－以下、日記－
昼前から珍しく天満橋で買い物をしていました。
ふふふ、家電を値切った、値切った。（笑）
まぁ・・・初めから出来レースだったかもしれませんけど。。。

そして、夕方はサックスを自主練習。
なんか鼻が詰まっていて、いつもよりも吹くのに苦労したものの、何よりも時間を練習に費やした事実が嬉しいのです。
これからも休みの度にとはいかないでしょうが、練習したい・・・できれば外で思いっきり。