第６２４項「徒然に書きます。」

こんばんは、series500です。
sikiさんに誘われて、さすらい旅人さんと３人で映画を観てきました。
週に１回あるか無いかの早起き（←私の辞書による）で、なんばパークスの映画館へ。
パークス・シネマ・・・流石に新しくて綺麗な映画館でしたが、映画館は年代を経て、少し寂びれたくらいの方が私は何となく好きです。。。
まぁ、滅多に映画なんか観に行かないので、いちいち語りませんが・・・

観に行ったのは、原作・森博嗣／監督・押井守のスカイ・クロラ。
細かい内容には触れませんが、アニメ映画という点では流石と言ったところでしょうか。
原作と映画の違いまでは知らないので書けませんけど、話自体は分かり易かったという印象。
視覚的には、アニメかどうかも分からない程に精巧で綺麗な映像でした。
ただ、登場人物の「眼」はリアルっぽくしなくてもイイんじゃないかな、と感じました。（笑）
感想、というか今日が終戦記念日ということも含めて少しだけですが考察したいと思います。
この映画では、戦争が企業によるショーとして行ない、戦争が起こっているという事実として平和を維持する機能として描かれています。（※その中で、戦死以外に死ねない子どもが登場するワケですが、上記の通り、内容には触れません。）
この点について、私は先日のブログ［第６１８項］で、「人間がすることで戦争ほど愚かなモノは無いんじゃないか」と書きました。
それは、戦争が大人になれない「子ども」（≒未成年）の喧嘩と、自分の要求が通らないからとって力に頼る点で同じだという観点での主張です。
でも、大人になれない「子ども」（≒未成年）が喧嘩することは、ある意味で人間らしいというか、人間の感情表現・行動として正常であるとも言えるのかもしれません。
もちろん、実際の戦争には不当に人命・財産が奪われるという側面があるので、決して戦争を美化するつもりではありませんが、戦争が無くなったからと言って、それが『平和』であるとは必ずしも言えないということでしょう。
早い話が、我々人類にとっての禁断症状・・・極めて幼稚だけれども、消し去ることの難しい部分です。
例えるならば、喫煙者が禁煙にチャレンジする感覚に近いかもしれません。
煙草を吸うことを止めたいと思っていても、数日たったら我慢出来なくなる・・・一度だけと思って吸うと、止められなくなる・・・これの繰り返し。
では、その喫煙者に煙草を止めさせるにはどうすればイイのか・・・
恐らく、究極の方法は、この世から煙草が消えることでしょう。
煙草ならば、他のことに興味を見出すとか、ストレスの発散をスムーズにするとか、禁煙補助剤に頼るとか、方法自体は数多くあるでしょうが、それには楽な方法ほど逆戻りのリスクも孕んでいるワケです。
規模は違えど、きっと戦争も同じ。
確かに、現実問題として軍事による外交がパワーバランスを取っているのは事実ですが、それは結局のところ、片手に武器をもって交渉のテーブルに就いているのと同じ、「強請り・集り」とも同じ。
仮に、会社の会議で、誰かが武器を構えながら他の人が冷静に会議できますか・・・ってか、それって会議ですら無いですよね。
そんな中で、幾ら戦争反対を訴えても、安保理を強化しても、いずれは戦争が起こるでしょう。
それを防ぐために何が必要か・・・綺麗事でなく、真剣に考える日が人類に訪れることを望みます。
でもまぁ、それが綺麗事で片付けられ、軍事が世界のパワーバランスを形成している時点で、遠い未来の話の様な気もします。（最も、それまで地球があればの話ですが・・・）

若干固い記事になりましたが、終戦記念日の今日、映画を観つつ、そんな事を考えました。